デジタル家電 Consumer Electronics 2004 2 24

 デジタル家電の将来を考えると、
パソコンは、過渡期の存在だと思います。
 パソコンのインタフェースは、次のように発達してきました。
CUI Character User Interface
GUI Graphical User Interface
 今後は、音声認識という面で発達していくでしょう。
VUI, Voice User Interface
もちろん、手書き文字の認識も発達していくでしょう。
 「音声認識」と「手書き文字の認識」が発達していくと、どうなるか。
それは、コンピューターが見えなくなるのです。
同じく、OSも、見えなくなっていくのです。
 コンピューターやOSを意識する段階は、まだ過渡期の段階なのです。
つまり、パソコンは、過渡期の存在だと思います。
あらゆる家電が、デジタル家電化していく過程で、
パソコンは消えていくと思います。
デジタル家電が、「音声認識」と「手書き文字の認識」をするようになります。
 もちろん、こうなっても、OSは、なくならないでしょう。
しかし、そのOSは、今、みんなが知っているOSとは、違うものになります。
デジタル家電においては、即応性、つまり、リアルタイムが要求されます。
つまり、OSは、リアルタイムOSとなっていくのです。
 それでも、リモコンは必要かもしれない。
テレビのリモコンのような存在が必要でしょう。
おそらく、携帯電話が、デジタル家電のリモコンになるでしょう。
 その前に、デジタル家電ネットワークを構築する必要があります。
それには、IPv6が必要です。
現在のIPv4では、IPアドレスが足りません。
デジタル家電ひとつひとつに、IPアドレスが必要です。
これは、「IP革命」と言えるかもしれません
 さて、デジタル家電は、意外なものから始まるかもしれません。
それは、冷蔵庫です。
もちろん、液晶パネルの価格が下がれば可能という話です。
 みんな、冷蔵庫の扉に、いろいろなものを貼り付けていませんか。
たとえば、今日、やること。
今日、買い物で買ってくるもの。
家族への連絡事項。
 これは、冷蔵庫の扉に、液晶パネルを貼り付ければ解決します。
その液晶パネルは、
駅の切符の販売機のようにタッチパネル式で、
さらに、ペン・タブレット式でもあるのです。
タブレットPCを、冷蔵庫の扉に貼り付けたイメージでしょうか。
 しかしながら、これを実現するには、
まだ、液晶パネルの値段は高いと思います。
OSは、やはり家電ですから、リアルタイムOSが必要です。





































































トップページへ戻る

computer へ戻る

過去の記事 past reading matter へ戻る